若手の力で農業を未来へ繋ぐ~農事組合法人白鹿の里・創立20周年~(千歳支所だより 令和7年度第13号)

公開日 2025年9月29日

更新日 2025年9月29日

令和7年9月28日(日曜日)、千歳町・柴山公民館で、農事組合法人白鹿の里・創立20周年記念「感謝祭」が開催されました。
当日は組合員とその家族、合わせて約100人が参加し、食事会や落語・演歌歌手の歌唱を楽しみながら20周年をお祝いしました。
組合長の柴山康文さんは「創立当初の耕作面積は約5ヘクタールでしたが、現在は約20ヘクタールまで増やして米・麦・大豆・甘しょ・白ネギを作っています。この20年の間には、がんばって農作物を作っても利益が数十万円しかなかったり、苦しいこともありました。私も創立時は若手でしたが、役員も高齢化が進んだため、思い切って若手4人を役員に登用したところ、その若手が電気柵設置などのきつい作業をどんどん進めてくれました。こんなにうれしいことはありません。」とあいさつを述べました。
参加者は、豊後牛の炭火焼きや地元産野菜たっぷりの豚汁などに舌鼓を打ちながら、豊後家歌八師匠の落語と上坂ゆみえさんの歌謡ショーを楽しみました。
農事組合法人は構成員の高齢化による後継者確保が全国的に課題となっていますが、ドローンを使った防除や若手の能力を活用した農作業の省力化、高反収作物の栽培、付加価値のある農産物加工品の販売などによる経営の安定化を目指し、スムーズに世代交代を図ることが望まれます。
農事組合法人白鹿の里の皆さん、20周年おめでとうございます。
これを新たなスタートとして、子や孫に農業の魅力を伝え、家族三世代が笑顔で持続可能な農業を営まれることを期待しています。


子どもから大人まで、みんなで20周年を盛大に祝いました


焼いている匂いまでおいしく感じる豊後牛の焼肉


柴山康文組合長がこれまでの感謝と今後の抱負について述べられました


豊後家歌八師匠の現代的で風刺の効いた落語に皆さん大笑い


上坂ゆみえさんの感情のこもった歌声にうっとり


地域の農業もみんなで守れば心強い。全員笑顔でピース


実りの秋を迎えて、柴山区の稲刈りが始まります

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