公開日 2025年4月30日
最終更新日 2025年4月30日
式 辞
穀物を潤す雨が、植物の成長を促す季節となりました。
本日この良き日に、多くのご来賓各位のご臨席を賜り、豊後大野市小中一貫教育校「三重学園」の開校式典を挙行できますことに、深く感謝を申し上げます。
また、保護者や地域の皆様を始め、開校に向けてご尽力を賜りました関係各位に、心から厚くお礼を申し上げます。
さて、平成17年3月31日に誕生した豊後大野市は、本年、市制施行20周年を迎えました。
このような中、本市では、平成26年度から着手しました「連携型小中一貫教育」の研究実践におきまして、小学校と中学校が指導の一貫性を確保しながら、教員の専門性を生かした質の高い授業を実践できることや、異なる年齢集団の日常的な交流活動が、子どもたちの豊かな心の醸成につながることなど、大きな成果を得ることができました。
このことから、7つの全ての町で小中一貫教育校を設置する取組を進めてまいり、令和3年に朝地小中学校が、令和6年に清川、緒方、大野、千歳及び犬飼小中学校が、それぞれ開校したところでございます。
そして、本年度から、市内7番目の小中一貫教育校「三重学園」が、菅尾・百枝・三重第一・三重東・新田小学校及び三重中学校からなる施設分散型小中一貫教育校として、開校する運びとなりました。
開校後は、9年間の視点で子どもたちの育ちや学びを創造していく小中一貫教育校の特色を生かし、子どもたちの確かな学力の定着や、豊かな心身の育成と併せて、引き続き、保護者や地域の皆様と一体となって、地域と共にある学校づくりに取り組んでまいる所存でございます。
中学校長並びに各小学校長を始め教職員の皆様におかれましては、三重学園で学ぶ子どもたちと新たな校風や歴史を築いていくために、なお一層のご尽力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、ご臨席の皆様のご健勝と、更なるご活躍を祈念申し上げまして、式辞といたします。
令和7年4月30日
豊後大野市長 川 野 文 敏