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サツマイモ基腐病のまん延防止について

公開日 2024年7月1日

最終更新日 2024年6月24日

概要

 サツマイモ基腐病は、株元から茎が枯れてイモが腐敗する症状を伴う土壌伝染性病害であり、基腐病菌(カビの一種であるフザリウム菌)に感染することで引き起こされます。菌が畑へ侵入しても発見しにくく、対応が遅れてしまうと、感染した畑を全滅させてしまうほどの伝染力と危険性を持っています。
国内では、平成30年度に宮崎県、鹿児島県及び沖縄県において初めて発生が確認され、令和7年4月時点では36都道府県で発生が確認されています。
特に宮崎県、鹿児島県では猛威を振るい、大きな被害が発生しています。令和7年4月時点においては、大分県内での発生は確認されていませんが、警戒を継続する必要があります。

特徴

 蔓の株元が変色し、葉が落ちてしぼんで全体が枯れていき、イモの茎のつけ根側からやや硬く腐敗いくことが特徴です。株元に異常が発生するため、茎葉が生い茂る時期には発生が拡大していても気づきにくく、茎葉の生育が衰える収穫時期になって発覚した時には圃場が全滅している、ということも珍しくありません。

参考:サツマイモ基腐病_対策マニュアル侵入防止編[PDF:521KB]

感染経路

  本病の発生原因の一つとして、県外から持ち込まれる種いもや苗が本病に感染している可能性が考えられます。

  もう一つの要因として、購入や貸借による農機具の移動が行われた際に洗浄や消毒が不十分である場合に、農機具に本病の原因となる菌が付着している可能性も考えられます。

 国内でのサツマイモ基腐病のまん延を防止するため、下記事項をご参照のうえ、本病まん延防止対策の徹底について、ご理解とご協力をお願いします。

対策

予防

 本病の地域内への侵入を阻止するため、下記の対策についてご協力をお願いします。

(1)未発生圃場で生産されたことの確認等により、健全種苗を確保する。
(2)植付け前の種苗消毒を行う。
(3)栽培期間中は、圃場観察を通じて本病の早期発見に努める。

発見時

 疑わしい症状を発見した場合は、下記の「お問い合わせ先」までご連絡ください。

お問い合わせ先
○大分県 豊肥振興局 生産流通部 園芸班 Tel:0974-63-1302
○JAおおいた 豊肥事業部 営農支援課 Tel:0974-63-1016
○豊後大野市役所 農業振興課 農業振興係 Tel:0974-22-1091
 

参考

 サツマイモ基腐病の発生生態や、防除対策に関する技術情報の詳細については、農研機構Webサイトに公表されているマニュアルをご参照ください。(下記URL)

外部リンク:農林水産省 サツマイモ基腐病対策について

https://www.maff.go.jp/j/seisan/tokusan/kansho/motogusare.html

外部リンク:農研機構 サツマイモ基腐病の発生生態と防除対策

https://www.naro.go.jp/publicity_report/publication/pamphlet/tech-pamph/158250.html

令和4年度版が令和6年6月における最新となります。

お問い合わせ

農業振興課 
電話:0974-22-1001

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