豊後大野市には、矯正施設として大分少年院がありますが、全国には矯正施設の所在する市町村が112あります。これらの自治体が矯正施設と協力して再犯防止活動などに取り組み、安全で安心して暮らせる社会を実現するために矯正施設所在自治体会議が令和元年に設立されました。
　この会議の九州地域部会の議長に本年度から私が就任しましたので、1月31日に大分少年院において部会の会議が開催されました。
　会議では、少年院の施設概要説明、施設見学のあと、豊後大野保護区保護司会の黒木光裕会長から「安全･安心な地域づくりに向けて立ち直り支援」と題した講演があり、福岡矯正管区と中津少年学院から「防災協定の締結」や「環境美化活動の取組」などの意見発表がありました。その後、参加自治体からは再犯防止に向けた取組状況についての報告などで活発な意見交換がなされました。
　罪を犯した人たちの更生について理解を深め、再び同じ過ちを繰り返さないように再犯防止活動に取り組み、犯罪や非行のない明るい社会を築いていかなければと強く感じました。