公開日 2023年12月12日
最終更新日 2023年12月11日
平成27年から調査、研究を重ねてきた「緒方川と緒方盆地の農村景観」ですが、本年3月20日に国から重要文化的景観に選定され、この選定を記念して緒方公民館でシンポジウムを開催しました。
まず始めに、緒方小学校6年生の皆さんからこの景観を学習した成果を発表していただきました。次に、緒方中学校の皆さんが景観のイメージをデザインしたエンブレムを発表していただきました。
続いては講演会で、別府大学前学長の飯沼賢司先生から「重要文化的景観に至る道程」、京都大学名誉教授の竹村恵二先生から「水と大地が織りなす緒方盆地の農村景観」と題してご講演をいただきました。
最後はパネルディスカッションで、飯沼先生と竹村先生に加え、緒方三社川越し祭り実行委員長の後藤恒雄さんと、元豊後大野市地域おこし協力隊員で現在は緒方町で民宿を経営している日浅紗矢香さんをパネラーにして、ファシリテーターは関係人口交流拠点施設cocomioを運営いただいている木藤亮太さんにお願いしました。
この文化的景観に選定されたことで、私たちは地域づくりのための新たな手段を手に入れることができました。先人たちが残してくれた原風景を私たちの手でしっかり保存し、活用しながら次の世代へと引き継いでいかなければと強く感じました。