昭和23年12月10日に国連総会において世界人権宣言が採択され、我が国ではこの理念を普及するため12月4日から10日までを人権週間と定めています。
　この人権週間の期間中、本市においては「人権を守る市民のつどい」をエイトピアおおので開催し、約400人の皆さんに参加いただきました。
　まず始めに、今年度の人権標語･ポスターの応募作品2,500点余の中から、優秀賞に選ばれた12人の方に表彰を行いました。
　次に、熊本県で人権バンドとして音楽活動で活躍している「イソジンズ」を講師にお招きして、「伝えたいこの思い」と題したご講演をいただきました。被差別部落に生まれて差別にあってきたこと、結婚差別のこと、障がい者差別のことなど、差別をなくすために拳を握りしめて歩んできたことを、歌と語りで訴えていただきました。透き通った歌声の中で、歌の持つ力を感じ、思わず涙しました。
　世界では終わることのない戦争、国内では強盗などの凶悪な犯罪や部落差別を始めとする様々な人権侵害が後を絶ちません。市民一人ひとりの人権が尊重された社会づくりが進んでいくことを願っています。