フイールドワーク「むら」を歩いて

公開日 2016年3月5日

最終更新日 2016年2月1日

フィールドワーク「むら」を歩いてとは

豊後大野市隣保館では、部落差別問題の正しい認識と完全解消を目指して、大野町の地区に残された古い資料(主に江戸時代)を基に、受講生の皆さんに現地を回っていただき、想像力を働かせてもらいながら、当時の背景やむらに住んでおられた方々の思いや人柄などに迫っていく研修を実施しています。毎年、20団体前後(300名程度)の研修を実施して参りました。
※フィールドワークの研修では、同和地区や対象地区という表現でなく、「むら」と説明をします。

現地学習

お寺の太鼓や過去帳、大きなお墓、祀ってきた神様、抱き茗荷の家紋入り瓦、お宮(天満社)、キリシタン墓、家紋の入った先祖供養塔、幼くして死んだ子どものお墓等を研修者の皆さんに見ていただきます。
明尊寺  大きな墓

まとめ学習

現地を回って隣保館に戻り、プロジェクターを使って、現地の映像を見ながら当時の背景を説明し、研修者の理解を深めます。
まとめ

運動体の役員さんの講話

行政職員や教職員と一緒になって、運動体がこれまで取り組んできた環境整備や啓発・教育の取り組みについてのお話を聴きます。

終わりに

実際に「むら」を見ていただくと、受講生の皆さんがこれまで抱いていた地区のイメージが変わってくるのではないでしょうか。「むら」の皆さんは、差別に対しさまざまな形で抵抗を示し、力強く生きてきました。また、先祖供養塔に家紋を入れたり、幼くして亡くなったわが子に立派なお墓を建てたり、『自分の家に対する誇り』を持ち『愛情あふれ心豊か』に生きてきました。差別を助長してきたのはかつての政治権力ですが、差別心を持ち続けてきたのは一般の住民なのです。この差別心をなくすためには、「むら」に対する根拠のない偏見を払拭し、正しい認識を持つことが必要です。日常会話の中で、無責任な差別的発言により、偏見の連鎖が繰り返されてきました。偏見の連鎖を断ち切るためには、発言に対し黙って聞き流すのではなく、『フィールドワークの研修ではこうだったよ』と一言いっていただくようお願いしています。

お問い合わせ

人権・部落差別解消推進課 隣保館係
電話:0974-34-3603
FAX:0974-34-3603