本文へ移動

文字の大きさ:

背景色:

令和3年度 郷土の先輩特別授業(高山久信さん)

公開日 2021年8月24日

最終更新日 2021年8月24日

キャリア教育で子どもたちの未来づくり 

清川中の様子

清川中

郷土の先輩 特別授業 市内7中学校で開催
本年度も、7月6日(清川中・三重中)・12日(大野中・朝地中・緒方中)・14日(千歳中・犬飼中)で「郷土の先輩 特別授業」を実施いたしました。この事業は、ふるさと応援基金(いわゆる「ふるさと納税」)を財源とし、豊後大野市出身で活躍されている先輩を中学校に特別講師として招聘し、講話(特別授業)を通して、子どもたちが将来について考えるきっかけづくりにするとともに、将来の夢や希望を目指して取り組もうとする生きる力(やる気と創造力)を醸成することを目的に行っています。
今年度は、緒方町の出身で、長年、三菱電機株式会社で宇宙事業に携わり、現在は、宇宙プロモーションカンパニー株式会社minsoraを起業して、大分県が進めるスペースポート(宇宙港)の整備に関わると共に、大分の宇宙ビジネスの推進役をしていらっしゃる「髙山久信」さんをお招きしました。

子どもたちの新たな可能性を広げる特別授業

子どもたちの切り拓いていく将来像を具体的にイメージさせる

髙山さんは、ご自身の苦労話ではなく、子どもたち自身に自分の将来をイメージする話をしたいということで、「益々面白くなる宇宙と宇宙ビジネス」と題して、

  • 現在の宇宙開発の様子(民間有人宇宙旅行の実現)」
  • どんどん進んでいる宇宙利用ビジネスの現状(約40兆円産業)」
  • 大分県の宇宙への取り組み(大分空港のスペースポート化)」
  • さらなる宇宙データの利活用の推進の方向」  等

 をお話ししてくださいました。
髙山さんは、それらの話を通して、

  1. 宇宙ビジネスは、理系の職業ではなく、誰もが活躍できる職業(アイデア次第)
  2. 宇宙=ロケット・人工衛星ではなく、宇宙=地上(生活や仕事)で利用するもの
  3. 宇宙はもう遠い物ではない。(宇宙旅行の実現。来年、大分空港から人工衛星が打ち上がる)

という、これから子どもたちがすぐに直面するであろう「これまで夢だったことがリアルになる」将来の生活や社会の様子を伝えてくれました。

三重中の様子
三重中
大野中
大野中
朝地中の様子
朝地中
緖方中での記念撮影
緖方中
千歳中の様子
千歳中
犬飼中学校
犬飼中

生徒の感想から

・私は、「宇宙のイメージは?」と聞かれたら、「よくわからない。」としか言えませんでした。でも、今日の講演を聴いて、今、宇宙については、いろんなことに挑戦していて、私たちのアイデアやイメージしたことが、未来になることを知りました。宇宙のイメージ=私たちの未来です。

・髙山さんの話を聞いて、宇宙のイメージがとても変りました。まず、宇宙=ロケットではないということです。私は、宇宙といえばロケットとしか出てきませんでしたが、「宇宙を利用する」という言葉を始めて聞きました。ポケモンGO やカーナビなど、とても身近な物に利用されていて、びっくりしました。宇宙は、未来だと思っていたのに、開発がとても進んでいるのだなあと思いました。これから私が大人になった時、宇宙旅行や(宇宙を利用した)ビジネスが当たり前になっていくのかと思うと、とても不思議な感じがしました。

・まだ未来のことと思っていたことが、もうすぐそこまできていることを知って、とても驚きました。今、宇宙に関する開発が進んでいることで、僕たちが就職する時には、新たな職業がたくさんあるのではと思いました。これからの進路は、まだまだたくさんの選択肢があることを知ることができて良かったです。

・私は、「宇宙」と聞くと未知の世界という印象を持ちます。しかし、今日の髙山さんの話を聞き、宇宙は、私たちの身近にあるものだと知りました。最後におっしゃった「人生・仕事の結果=能力×熱意×考え方」という言葉も素敵だなと感じました。これからは、何事もマイナスととらえず、プラス思考で生きていこうと思います。

・髙山さんの講演で私と宇宙の距離が一気に縮まった感じがしました。可能性が0 でないどころか、可能性に満ちあふれていることがわかりました。しかし、何もしなくても宇宙に行ける時代ではまだなさそうなので、今は、目の前の勉強に目を向け、いつか髙山さんのようになれるよう頑張ります。

・私は今まで、宇宙といえば自分とは遠い存在だと思っていましたが、案外身近にあり、だれもが活躍できる場所だと知ることができて良かったです。

・髙山さんの話で一番印象に残ったのは、宇宙に関係した仕事につける可能性は、誰にでもあるということです。私は、すぐ「無理」とかいってしまう時があるけど、マイナスな発言は、自分や全てをマイナスにしてしまうので、プラス思考をするように意識して夢を見つけたいなと思いました。

・私達が30 歳、40 歳になっている頃には、宇宙旅行ができるような世の中になっていることを知って、夢が現実になったような気がして、未来がどうなっているのかわくわくしてきました。自分の住んでいる場所が、宇宙へとつながる道になることをとてもうれしく思います。

・アルマ望遠鏡というすごいものがあるということ、建設には大赤字や予算不足など、数々の問題を乗り越えて建設されたことなど、私の知らなかった世界を知ることができました。私も新しいことに挑戦するのが好きなので、人生・仕事の結果=能力・熱意・考え方を意識していこうと思います。

お問い合わせ

学校教育課 
電話:0974-22-1001