第11回大分アジア彫刻展 (2012)

公開日 2015年1月31日

最終更新日 2015年1月31日

入賞作品 The Prize-Winning Works of the 11th Oita Asian Sculpture Exhibition

大賞 Grand Prize

第11回大賞「境界」境界
Border

H35×W68×D40cm
ステンレススチール、鉄 Stainless steel, Iron

森 貴也 MORI Takaya
大分県 Oita JAPAN

コメント
この作品は町がひっくり返っている。
鉄でできた町は錆びながら記憶を刻んでいく。
ステンレスでできた鏡は常に現在(いま)を映し出す。
時がたつにつれ、2つの境界は鮮明になっていく。
これからこの作品に綺麗な青空やたくさんの人の笑顔が映り込むことを願う。

優秀賞 Prize for Excellence

第11回優秀賞「THE DICE」THE DICE
サイコロ

H40×W36×D41cm
スチール Steel

Surachai DONPRASRI スラチャイ ドンプラスリ
タイ THAILAND

コメント
サイコロは、
人の心の裏側にある
価値観や視点を反映している。
作動装置には、人生を左右する運の逆転をなぞらえた。

優秀賞 Prize for Excellence

第11回優秀賞「深く澄んだとき」深く澄んだとき
Become Deep Serene

H48×W70×D21cm
黒御影石 Black granite

福長 香織 FUKUNAGA Kaori
沖縄県 Okinawa JAPAN

コメント
夜明けの境界線
降り始めた雨
夕暮れから夜へ変わる空の様子

日常の中にある静寂と予感

いつか懐かしく感じるひとときの風景

刻々と変化してゆきながらも在り続けるもの。
自然の様と人の心を重ね石を刻んだ。

優秀賞 Prize for Excellence

第11回優秀賞「意味の穴2」意味の穴 2
Hole of Meaning 2

H44×W43×D56cm
紙(新聞・本・雑誌 等)
Paper (newspaper, books, magazines etc.)

佐々木 昌夫 SASAKI Masao
滋賀県 Shiga JAPAN

コメント
共同体に属する意味の媒体としての、新聞・本・雑誌 等を大量に積み上げる。
一方、火によって、その堆積物に穴を掘る。
これらの仕事は、常に意味からぶれ続け、振動とともに流動する〈外部の物質〉の痕跡を残そうとする試みである。
それはまた、共同体の〈内部〉と〈外部〉の境界を無効にすることでもあろう。

優秀賞 Prize for Excellence

第11回優秀賞「空合い」空合い
SORAAI-Live by Natural Consequence

H58×W42×D42cm
施釉陶 Glazed pottery

藤原 彩人 FUJIWARA Ayato
東京都 Tokyo JAPAN

コメント
私は「ヒトの存在」を彫刻表現に求めている。普段、自身が感覚的に惹かれる日常の風景や姿を「コト」として衝動的にメモに取る。その後、彫刻の制作の中、物質となる素材自体の特性(自然)とそれ自体のカタチ(人工)を思考し、客感的に「コト」を清算していき、自身と他者、内と外といった距離感を持つ存在になる。
この距離感を持ち、存在する物質が彫刻ではないだろうかと考える。
例えば陶という物質と人というカタチ。
それらを共生させることで、「ヒトの存在」を感じる物質、つまり彫刻になることを目指している。
今回出品した作品「空合い」は動かず胡座をかき、座り込みながらも、空の模様が移ろい流れていくように、心が此処にない様子を現代のヒトの存在表現として制作した。

優秀賞 Prize for Excellence

第11回優秀賞「板6枚」板6枚
6 boards

H47×W47×D21cm
黒御影石 Black granite

長谷川 双葉 HASEGAWA Futaba
神奈川県 Kanagawa JAPAN

コメント
意味付け、理由付け、物語性を排除し、
純粋に視覚のみによる感情の伝達。
本作に於いては、刹那を永遠とする深い自然との一体感そのものを創ろうとしている。
懐かしくも新しい彫刻。

優秀賞 Prize for Excellence

第11回優秀賞「Eat」Eat
食べる

H16×W63×D25cm
びょう、金属 Tack, Metal

Chatchawan AMSOMKID チャチャワン アムソムキッド
タイ THAILAND

コメント
近頃では、人々は日々の暮らしに使うお金のために働いている。人々の支出はより高くなるだろう。たとえもっと多くのお金を稼いだとしても、より多く使うようになるだけだ。だから、必要な時になっても、十分に残っていない。傲慢でゆがんだ心、そして間違った価値観が社会を崩壊させてしまった。今こそ、生きること、家族への不確かさを感じなければならない。

豊後大野賞 Bungo Ono Award

第11回豊後大野賞 「derivation」derivation
派生

H9×W69×D69cm
ステンレススチール Stainless steel

長田 堅二郎  NAGATA Kenjiro
東京都 Tokyo JAPAN

コメント
“derivation”は“派生”の意である。ステンレス棒材を一本ずつ繋ぎ形成されたこの作品は、はっきりとした輪郭を持たない。身体において血が毛細血管へと行き渡るように、地表において水源が分かれまた結合し川となり大地を潤す様に、枝分かれし派生していく形状は世界を形づくる。ぼんやりと、しかし確かに存在する作品を通して“存在する”ことを改めて感じてもらいたい。

「豊後大野賞」・・・会期中(10月14日~11月11日)までの来場者(小学生以上)に入選作品23点の中から、好きな作品を3つ以内で選んで投票してもらい、最も人気が高かった作品に賞金5万円を贈る。
回収枚数496枚 投票総数1,417票

【投票結果】

1位 「derivation」 220票
長田 堅二郎 NAGATA Kenjiro
東京都 Tokyo JAPAN

2位 「Spiral of Light」 176票
米元 優曜 YONEMOTO Masaaki
富山県 Toyama JAPAN

3位 「ロダン」 Rodin 95票
村上  力 MURAKAMI Tsutomu
東京都 Tokyo JAPAN

お問い合わせ

まちづくり推進課 朝倉文夫記念館
電話:0974-72-1300